2007年のIGVC大会は、アメリカ合衆国ミシガン州オークランド大学敷地内にて 2007年6月8日から11日の4日間開催されました。参加大学は、カナダや日本からの大学チームを含む総勢37大学で行われました。法政大学システム制御工学科では、1996年から初参加し、今年で11年目(計10回目、1回は、SARS流行のため辞退)の参加になります。
今年は、昨年度の車両Omnix2006を改良したOmnix2007で参加しました。


今年の成績は、
総合準優勝(2位)
*Navigation Challenge Competition 2位
*Design Competion 2位
*First Qualify賞
*JAUS 実装賞
の4つの受賞と総合準優勝の賞状トロフィーを獲得しました。
Design Competitionの順位は、大会参加以来4位(2004年)が最高でしたが、今年はこの記録を更新し2位を獲得しました。


表彰式 地元のローカル新聞記事 (Tech Center News)

 

 


 

 

Autonomous Challenge Competition
 
今回、設定されたコースは、想定以上に難しいコースが設定されました。
また、新たな障害物も登場しました。
 
各チーム最大9回の走行チャンスが与えられますが、今回、1周完走したチームは、バージニア工科大学の車両の1台しかも1回のみで、法政大学も含め他大学は、全て完走することができませんでした。
 

 


Navigation Challenge Competition

 

今回、コース内に急勾配な坂と、フェンスが配置されました。
各チーム最大3回の走行チャンスが与えられます。
1回目の走行で、完走することができ、その時点では1位でした。
バージニア工科大学の車両にタイムを抜かされてしまいましたが、2位になることができました。
 

 


Design Competition

 

今年のDesign Competition は昨年までの点数配分とは大きく異なり、イノベーションの配点が非常に高くなりました。
Omnix2007は「次世代車椅子」をコンセプトにデザインレポート、パワーポイントを作成しました。
チームは2つのグループに分けられ予選が行われ、各グループ上位3チームが決勝に進むことができます。
見事予選を突破し、決勝に進むことができました。
昨年度3位のLawrence Technological Universityの車両が優勝しました。
Omnix2007は2位になることができました。
 

JAUS(Joint Archtecuture for Unmanned System)
JAUSとは、アメリカで推進している無人ロボットの遠隔操作、自律操作を行うためのオープンアーキテクチャー通信プロトコルのことです。
昨年のIGVC大会からに競技の1つに加わりました。昨年度のJAUS Challengeを実装したチームは、JAUS Challenge2の実装を目指します。
今回のJAUS Challenge2では、JAUSメッセージを受け取り、返信する動作のみの実装に限定しリファレンスドキュメントどおり実装できたかを競う競技でした。自律ロボット実験室のチームは、今年のIGVC大会においても37大学中、一番最初にこのテストをパスしました。
 
 
 


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